
農地の価格の目安とは
都市部(市街化区域内)の土地の価格については、様々な指標が公表されており、インターネットで検索すればおよその相場が分かります。
主な指標となるものは、国土交通省が発表している公示地価(1月1日時点のもの)、都道府県が発表している基準地価(7月1日時点のもの)、国税庁発表の相続税の計算に利用される路線価、市区町村が定める固定資産税評価額などがあります。
この中で実勢価格により近いものは公示地価と基準地価ですね。
では、農地の相場はいくら位なんでしょうか。
(一社)全国農業会議所の調査によりますと、市街化調整区域の農地の平均価格は以下の通りとなっています。
この調査は昭和36年から毎年実施されており、今回で61回目ですが、都市部に比較的近い市街化調整区域の農地価格(全国平均)は、平成4年をピークに24年連続下落しているそうです。
京都府、滋賀県、大阪府で比べると大阪府の農地価格が高いですが、昨年比の下落率も一番大きいですね。
【田の平均価格】※坪単価とは1坪(約3.3㎡)あたりの価格です。
京都府 坪単価12,823円(前年比△2.4%)
滋賀県 坪単価 3,804円(前年比△1.8%)
大阪府 坪単価26,585円(前年比△8.4%)
【畑の平均価格】
京都府 坪単価11,279円(前年比△1.9%)
滋賀県 坪単価 4,122円(前年比0.3%)
大阪府 坪単価26,869円(前年比△10.6%)
都道府県別の平均価格の統計資料ですので、都市部(市街化区域)に近いほど農地の価格はより高くなる傾向があります。
将来、市街化調整区域の農地を売買される予定がおありの方は、ある程度の目安としてご参考になるのではないでしょうか。
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